こんなことがありました。

今日の給食

2019年7月3日 15時52分

 今日の献立は、

【ご飯、牛乳、麻婆なす、ナムル、かに玉スープ】

でした。

 今日は、主菜に使った夏野菜のなすについての話をしました。

・体を冷やす

  なすは、夏野菜に共通して多く含まれるカリウムを多く含みます。カリウムは体内の塩分の排泄を促し、塩分とともに熱も放出するため、体を冷やしてくれます。

・お腹の調子を整える

  食物繊維が、お腹の調子を整えてくれます。

・約95%が水分

  なすはほとんどが水分です。今が旬のなすは、みずみずしくて非常においしいです。この水分の多さが、体を冷やすことにも作用します。

・栄養価は低い

  水分が95%ということは、栄養素は残りの5%とごくわずかで、一般的な野菜に含まれるビタミン類は乏しく、強いて挙げるとしたら、上記のカリウム食物繊維くらいしかありません。なんだ、大したことないじゃん!という声が聞こえてきました。いいえ、そんなことはありません。

・ナスニン

  なすの皮には、ナスニンというなす特有の色素が含まれています。栄養素には分類されませんが、体に良い効果がある色素です。目の疲れをとったり、ガンの予防になったり、血液サラサラ効果があったりします。生活習慣病の予防に非常に効果的であるといえます。

 

 なすは、独特の食感や風味、えぐみから、苦手な人が多い食材のひとつでありますが、今日の給食のような麻婆にしたり、カレーに入れたり、みそ汁に入れたりと、活用できる幅は広いので、工夫して召し上がっていただければと思います。